化粧品・健康食品メーカー株式会社ナガセビューティケァ

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ニュースリリース

2023.04.04サイエンス

ベルガモットミントエキスのDKK1促進作用

ベルガモットミントエキスのDKK1促進作用について
日本薬学会 第143年会にて発表

株式会社ナガセビューティケァ(本社東京都中央区 代表取締役社長 三原康弘)は、ベルガモットミントエキス(ブルーミントエキスと同様)とその成分にDKK1促進作用を確認しました。
この研究成果を、日本薬学会第143年会(北海道大学 2023年3月27日)において発表しました。

発表タイトル
「DKK1促進作用を指標とした植物エキスの探索」
【研究背景】

Wntシグナルは細胞の増殖や分化、発生等において重要な役割を担うシグナル伝達経路であり、皮膚における皮膚色の制御にも影響を及ぼすと考えられています。こうしたWntシグナルの阻害因子として知られるDickkopf1(DKK1)は、色素細胞の増殖やメラニン産生を抑制すること、並びに表皮角化細胞のメラニン取込を阻害することが知られており、DKK1を調節することにより色素形成を制御することができると考えられています。本研究では、DKK1を促進する植物エキスを見出すことを目的とし、植物エキスの探索を行いました。

【学会発表内容】

13種類の植物エキスをヒト皮膚繊維芽細胞(NHDF)に添加し、24時間後の細胞におけるDKK1遺伝子の発現量を評価しました。
その結果、ベルガモットミントエキスに最も高いDKK1促進作用が確認されました。

 

続いて、DKK1促進効果を示す成分の探索を行いました。DKK1促進作用を指標に成分探索を行ったところ、salvigenin(サルビゲニン)が同定されました。サルビゲニンのDKK1遺伝子発現量への影響を評価したところ、濃度依存的なDKK1促進作用が確認されました。

 

【まとめ】

13種類の植物エキスの中から、DKK1促進効果の高い植物エキスとして、ベルガモットミントエキスを見出しました。成分探索の結果、サルビゲニンに濃度依存的なDKK1促進作用が確認されました。サルビゲニンは、ベルガモットミントエキスのDKK1促進作用に働きかける1つの成分であると考えられます。

お問い合わせにつきましては、pr@nagase.co.jp まで
メールにてご連絡をいただきますよう、お願い申し上げます。
株式会社ナガセビューティケァ 広報担当 中澤

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