化粧品・健康食品メーカー株式会社ナガセビューティケァ

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ニュースリリース

2025.05.28ニュース

森林と未来をつなぐ 「梼原林間会議」に参加

2025年3月、高知県・梼原(ゆすはら)町にて約15年ぶりに開催された「梼原林間会議」に、ナガセビューティケァ生産開発本部本部長の木嶋が参加しました。

「梼原林間会議」とは

梼原町が掲げる「森林と水の文化のまちづくり」の一環として企画されたもので、森林資源・建築・環境・企業の連携を通じた持続可能な社会の実現を目指すことを目的に開催されました。
当日は町のシンボルでもある豊かな森林の魅力や建築文化を再認識し、「人・森林・まちのつながり」を軸に多角的な議論が展開され、貴重な対話の場となりました。
建築家・隈研吾氏による基調講演や、環境先進企業によるディスカッションも行われ、森林資源の循環利用や新たなビジネスモデルの可能性について、活発な意見交換がなされました。

梼原町との取り組みの背景

グループ会社である長瀬産業のNTV(ナガセ・テクニカル・バイタリティプログラム)の取り組みの一環として、2022年より梼原町との連携がスタート。森林クレジット購入や連携協定を通じて、梼原町と持続可能な森づくりに取り組んできました。
NTVの取り組みの一つとして脱炭素や森林保護といった社会課題に対し、「ビジネスでができるか」をテーマに事業構想を推進しています。梼原町との連携においても、構想フェーズから積極的に関与し、パートナー会議(交流会)などにも継続的に参加しています。
こうした継続的な関わりの中で信頼関係が深まり、「KIRecub社が製造している、梼原町の間伐材を有効活用したアロマオイルを使用して、何か一緒に作ってみませんか?という声が梼原町側から生まれ、誕生したのが『梼原ハンドトリートメント』です。

開催を記念し製作された『梼原ハンドトリートメント』

梼原ハンドトリートメントは、林間会議の参加者約200名に向けて、ノベルティとして配布されました。
矢崎総業、トヨタ車体、KIRecub、ナガセビューティケァの4社が連携し、材料から製造まで、森の恵みと先端技術を融合させたサステナブルな製品となりました。
♦容器:矢崎総業が提供する「コナラチップ」を、トヨタが車体の樹脂と混ぜて成型
♦香り:KIRecubが抽出したヒノキオイルを使用
♦ハンドトリートメント:ナガセビューティケァが持つ処方にKIRecubのヒノキオイルを配合して開発

 

梼原ハンドトリートメントは「矢崎の森」のコナラの木をチップ化し、
そのチップを配合した成形用の樹脂材料TABWD(タブウッド製)の容器を使用。
さらに、YUSUHARAヒノキ精油と高品質クリームを組み合わせることで、
森林の恵みを凝縮した特別なハンドトリートメントとして誕生しました。

 

 

「梼原林間会議」に参加した、ナガセビューティケァ木嶋より

『梼原ハンドトリートメント』制作のお話をいただいてから、かなりの短期間で完成させました。
参加者からは、「自然な香りが心地よい」 「アンチエイジング効果も期待できそう」と大好評でした。
今回の取り組みを通じて、森林を守ることの大切さ、そして地域や企業が手を取り合いながら未来をつくっていくことの意義を、改めて実感することができました。今後も、自然との共生を意識したものづくりに取り組んでいきたいと思います。

🎥 KUTVテレビ高知でも紹介されました。
動画はこちらからご覧いただけます

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